どこにでもいるマダニ!完全に駆除するにはマダニのことを良く知ろう!

公園や散歩道、庭などありとあらゆる場所に潜んでいるマダニは、ペットが近づくと飛びついて寄生し、吸血を繰り返しながら成長します。成長の過程で宿主から離れたり、再寄生する特徴がありこのことがマダニを駆除する上でとても厄介なんです。

幼ダニから成ダニまでの成長過程を知ろう。

卵として産み落とされたマダニは20~30日で孵化します。これが幼ダニです。幼ダニは、ペットに寄生し3~4日くらい血を吸い続けて成長するとペットの体から落ち1週間ほどで脱皮して若ダニになります。若ダニもペットに寄生し4~5日の吸血後ペットから離れ2~3週間後に脱皮して成ダニになります。

ダニが1度に産む卵の数は、なんと数千個にもなるんです。

成ダニは、再びペットに寄生し1週間ほど吸血するとペットから離れ湿気の多いところや暗いところで産卵をします。産卵を終えると成ダニは死んでしまいますが、このとき生む卵の数は数百から数千個にもなります。これらが室内で孵化したら・・そう考えると、ぞっとしてしまいますね。

ダニ退治に肝心なのは繁殖を防ぐことと再寄生させないこと!

このようにダニは、生態を変えながらペットへの再寄生を繰り返して生涯を終えます。ですから、今ペットについているダニを駆除しただけでは十分ではありません。室内の特にダニの好む暗く湿気のある所を徹底的に清掃し繁殖を防ぐことが重要です。外での再寄生を防ぐためには虫除けの首輪・薬などを使いましょう。

出典:http://mrg.bz

ペットからダニを駆除するときに注意することは

ダニは吸血するとき、ペットの皮膚に頑丈な口下片を食い込ませるのですがその際、セメントのような物質を出し固めてしまいます。ですから、無理にダニを取るとこの口下片がペットの体表に残り炎症などを引き起こすのです。ですから、ダニを見つけた際は自分で取ったりせず動物病院に行くか、駆除用の薬を使用しましょう。

ダニの吸血が原因で起こる怖い病気のこと

ダニは吸血の際、血液の栄養素だけを取り込み残りの水分などを唾液と一緒にペットに戻します。その際に、ダニを媒介としているウイルスや細菌などがペットの体に送り込まれ様々な病気の原因になってしまうこともあるのです。ダニに噛まれた場所が腫れたり、ペットの様子がおかしいようなら病院に行くようにしましょう。

ここで紹介したのは主にペットにとって最も恐ろしいマダニについてですが、ダニは他にも多くの種類がいて中には人間に害を与えたり、アレルギーの原因になるものもいます。血液だけでなく、ペットや人間の皮脂などを栄養分としてはびこるダニもいるので、暗くじめじめした場所の他にも、ペットや人間の良く居る場所なども重点的に清掃し清潔に保つことが大切ですね。最後までお読みいただきありがとうございました。

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