避妊手術とはどんな手術でしょうか!?

避妊手術とは雌の生殖器を外科的に摘出する手術であり、卵巣と子宮を全摘出する方法が主流と考えられます。これらの臓器は腹腔内に存在しますので、全身麻酔をかけてお腹を開ける必要があります。避妊手術は頻繁に行われますが、お腹を開けるので雄の精巣摘出(去勢手術)より大掛かりな手術になります。また卵巣組織の取り残しがあると避妊したのに発情がくるなどの現象がみられますので、熟練した信頼できる獣医師に依頼しましょう。

避妊手術の適期はいつ!?

避妊手術は全身麻酔が必要ですので、麻酔がかけられる状態であれば手術可能です。初回の発情がくる前に避妊手術を行うと乳腺腫瘍の発生率が大きく下がるという報告がありますので、特に交配予定のない場合は乳腺腫瘍の発生予防の観点から早期に避妊手術を行った方がよいでしょう。発情は生後6ヶ月くらいから起こるため、その子の成長段階をみながら獣医師と適期を決定しましょう。また発情中の場合は出血量が多くなるリスクがありますので、やむを得ない場合を除いて、あえて発情中に手術を行うことはしないのが一般的です。

手術時間、入院期間、術後管理について

手術自体は通常1時間程度です。全身麻酔下での開腹手術になりますので、一泊程度入院するのが一般的です。退院後は、傷口がふさがるまで10日から2週間程度かかりますので、それまで傷口をなめたりしないように注意して観察する必要があります。傷口が膿んだり、中の糸が出てきたりした場合は動物病院で処置が必要となります。また糸自体が体質に合わず、異物反応として炎症が強くでる場合がありますので、術後の傷口の治りが悪い、傷口辺りにしこりが触れるなどの場合は獣医師に相談しましょう。

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避妊手術のメリットとデメリット

避妊手術を行うメリットは、上記の乳腺腫瘍のリスク軽減の他にもいくつかあります。卵巣と子宮を摘出しますので、同部位を由来とする腫瘍疾患のリスク、子宮内膜炎や子宮蓄膿症などの子宮疾患のリスクはなくなります。また陰部や膣部に発生する線維腫の発生には雌性ホルモンの影響が示唆されていることから、避妊手術による発生予防が期待できます。デメリットとしては、出産ができなくなる、食欲が増大して肥満のリスクが上がるなどが挙げられます。

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