新生子猫の場合

フードは3〜4週齢までは液状、その後は粥状から固形状へ移行します。母乳や代用乳を最初に用います。母乳は発育に必須な栄養素だけでなく、母親からの移行抗体が供給され(受動免疫)、最も理想的です。生後12時間以内に初乳を授乳しなければ、それ以降は移行抗体の吸収は不可能になります。生後1週間の間は2〜4時間ごと、離乳期までには4〜6時間ごとに授乳の必要があります。子猫は3〜5週齢になると半粥状のフードを食べ始め、それが授乳期から離乳期へのきっかけになります。

ロイヤルカナン 猫用 ベッツプラン ベビーケアー 400g

生後4週齢から4ヶ月齢までの子猫のために
この時期の子猫の腸内細菌叢、免疫能の正常な発達を栄養学的にサポートすることに特に配慮して設計されています。

腸内細菌バランス、高エネルギー、LIP(超高消化性タンパク)、発達などを考慮した成分含有です。

エスビラックミルク(粉) 猫用 170g

母乳に恵まれない子猫のための、高タンパク・高脂肪の猫用特殊調整粉ミルクです。母猫の乳とほとんと同じに調整してあるので、生まれたばかりの子猫の嗜好にもよく合い、栄養価が高く、消化吸収に優れた製品です。

離乳後期から成猫期までの場合

子猫は成猫期までは急速な成長に必要なエネルギーが供給されなければなりません。離乳後期(生後8〜12週齢ごろ)以降は固形状のフードに切り替えます。ドライフードは摂取量に対するエネルギー密度が高いため効率よくエネルギーが摂取できます。一方で、ウェットフードは嗜好性が高いため、摂食を促すことができます。自由給餌法は摂食不足のリスクを減らすことができます。6ヶ月齢以下では1日3〜4回に分けて給餌した方が好ましく、それ以降は1日2回の給餌に対応できるようになります。

ロイヤルカナン 猫用 ベッツプラン キトンケア 400g

生後4ヶ月齢から避妊・去勢までの子猫のために
特別に調製された食事療法食です。

成長期の子猫のために
抗活性酸素物質カクテル(ビタミンC、ビタミンE、ルテイン、タウリン)とマンノオリゴ糖を配合。
腸内細菌バランスを最適化するために、可溶性/不溶性食物繊維(ビートパルプ、フラクトオリゴ糖、マンノオリゴ糖)を配合。

成猫期以降の場合

ドライフードを自由給餌法、ウェットフードを1日1回以上の定時給餌法で給餌することが多いです。しかし、自由給餌法は昼夜を通して少量ずつ数回に分けて摂食するという猫に適しています。猫によって摂食行動は異なり、また給餌法にはそれぞれ長短があるため、その猫に合った給餌法が選択されることが推奨されます。例えば、自由給餌法は肥満傾向の猫には不適切です。去勢あるいは避妊は肥満のリスクを増大させますので、摂取カロリーに注意が必要となります。給餌量の評価には、体重およびボディコンディションスコア(BCS)を参考にします。

ロイヤルカナン 猫用 ベッツプラン PHケアフィッシュ 2Kg

成猫で特に気をつけなければいけない、健康的な下部尿路に維持に配慮して設計されています。

老齢期の場合

栄養学的には猫は7〜8歳で高齢期に入ります。猫の最少栄養要求量は若齢期や中齢期のそれと大きく変わりませんが、危険因子の管理が重要となります。老齢猫は活動が低下し、基礎代謝率が変化します。また、体重減少、心疾患、腎疾患および代謝性アシドーシスなどを生じやすい傾向があり、獣医師の判断で療法食がすすめられることもあるため定期的に健康診断を受けることが望ましいです。

猫ベッツプラン[エイジングケアステージ1]2kg

猫用 ベッツプラン エイジングケア ステージ1は、老齢のサイン(関節疾患や腎機能の低下など)がまだみられない中・高齢の猫のための総合栄養食です。この食事は複数の抗活性酸素物質を配合し、リンの含有量を調整しています。また中・高齢の猫の適切な体重維持のために、エネルギー密度を調整しています。

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