まず飼主さんが落ち着いて!犬を落ち着かせるのが肝心です。

突然犬が怪我をしてしまったら驚いてしまいますよね。でも、あなたが慌ててしまったら犬もパニックを起こしてしまいます。まずは飼い主さんが落ち着いて、犬を落ち着かせてあげてから応急処置をするようにしましょう。飼主さんが興奮しているとそれが犬に伝わってしまいますます興奮させてしまうので注意して下さいね。

いきなり触ろうとするのは、とっても危険です。

普段は大人しい犬でも、怪我をして激しい痛みがあるときなどは興奮状態になっていることがあります。そんな時、無理に触ろうとすれば噛まれてしまうこともあります。穏やかな声で犬に話しかけながら、ゆっくりとした動作で少しづつ近づき、背中などをそっとさするようにして犬を落ち着かせてください。

落ち着いたと思っても、患部に触れるのは危険です。

落ち着いているように見えても痛みのある個所に触れたとき、とっさに噛むこともあるので、軍手や皮手袋をはめる、大きなタオルで包み込んで動かないようにするなどの対策を取りましょう。また、頭の上や正面から手をいきなり出すと犬が怖がるので顎の下や背中側から犬に触れるようにしましょう。

患部を良く見てから治療しましょう。

犬が落ち着き、補綴することが出来たら患部を見るようにします。長毛犬種の場合には、必要に応じて毛を刈ることも必要になりますが、その際犬を傷つけないよう十分に注意して下さい。ペットショップには刃先の丸くなったハサミなどもあるので用意しておくと良いでしょう。他に懐中電灯などもあると便利です。

患部の消毒に人間用の消毒液は使わないで!

外で怪我した場合など傷口が汚れている場合がありますが、その場合はあれば精製水もしくは生理食塩水を、なければ水道水をスポイトなどでそっと洗い流すようにしましょう。人間用の消毒液を使うと、刺激が強すぎて犬が嫌がってしまい暴れたり、傷口を隠すようなこともあるので使わないようにしましょう。

出血している時、血を止めるにはどうしたらいいの?

患部が出血している時、傷口に滅菌ガーゼを厚めにあてがい少し強めに押さえ付けるようにします。ガーゼに血が滲んできたら血をふき取ってガーゼを取り替えるのではなく、その上からさらに新しいガーゼを押し当てて押さえます。何度も血をふき取ると押さえて血を止めている効果が無くなってしまい血が止まりにくくなります。

愛犬が怪我をしたら、まずは落ち着かせて飼主さんが出来る範囲の応急処置をしてから病院に連れて行った方が良いでしょう。そのためにも、いざという時慌てないように応急処置に必要な道具を揃えておくことと、傷口の消毒方法、血の止め方などの方法を知っておくと慌てずに対処することが出来ますね。最後までお読み頂きありがとうございました。

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