手術が必要なことも。周りの環境、見直しませんか?

″急にキャン!と悲鳴を上げてから後肢を浮かせてる″
″病院でパテラと言われた″
″近所の同じ種類の犬がパテラになった、なりやすいみたいだから気をつけなくちゃ″
そんな飼い主さんのために、パテラについてまとめてみました。

そもそも″パテラ″とは。

プードルやヨーキーなどに、結構多いんです。

プードルやヨーキーなどに、結構多いんです。

パテラとは、"膝蓋骨内方脱臼"のことです。足の曲げ伸ばしで、膝のお皿が内側にずれてしまう状態の事です。生まれつき遺伝で持っている場合もありますが、成犬になって、何かの拍子でなってしまうことも。重度の場合は、お皿の入る溝を深くする手術を行うこともあります。

うしたらパテラになってしまうの?

突然、何かの拍子に起こりうるんです。

突然、何かの拍子に起こりうるんです。

先天的なもの以外で考えられる原因としては、
・フローリングで滑る
・ソファや階段など、高いところから落ちてしまって
・ピョンピョンとジャンプする癖がある
・太っていて、膝に負担がかかっている
などが考えられます。

予防するには

痛い思い、させたくないですよね。

痛い思い、させたくないですよね。

先ほど挙げた原因で思い当たる節があれば、是非環境を改善してください。
フローリングが滑るのであれば、カーペットを敷いたり、それが難しければこまめに爪や肉球の間の毛をカットしてあげてください。高いところの上り下りも、出来なくしてあげたほうが安心ですね。

パテラと診断された…何かしてあげられる?

飼い主さんも一緒に頑張りましょう!

飼い主さんも一緒に頑張りましょう!

軽度の場合、手術は必要ないけれど家での屈伸等リハビリが必要、と言われることもあります。できるだけ言われた通り、家でやってあげましょう。痛み止めで痛みが消えると、忘れて走り回ってしまう子もいるので、気を付けてあげてくださいね。関節のサプリメントを取り入れるのもいいでしょう!

手術が必要になったら?

入院、安静、そしてリハビリ!

入院、安静、そしてリハビリ!

術前検査に手術、一週間ほどの入院で、保険に加入していなければ30万ほどはかかると考えてください。退院後はワンちゃん用のプールでリハビリをしたりすることになっていきます。また脱臼してしまわないように環境を整えたり、飼い主さんも頑張りましょう。

いかがでしたか?パテラの手術の件数は、避妊・去勢に続き多かったように思います。今はワンちゃん用のプールがあってリハビリ環境も充実しており、さらにサプリメントもいろいろな種類のものが出ています。もちろん環境の改善も必要ですが、これらをうまく取り入れて、予防も術後もしっかりやってあげましょう!

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