ノミは愛犬の不調の原因になります。

食欲が落ちたわけでもないし、どこを触っても痛がるわけでもない。でもなんとなく犬の様子が変。そんな原因が良くわからない不調になったとき、犬の体にノミがついていないか確認してみましょう。ノミがいると犬に様々な症状を引き起こすだけでなく、まれに人にも影響を与えるので注意が必要です。

こんなとき、ノミがいるか疑ってみる。

普段より良く足で体を掻いているなど痒そうにしているときは、犬の体をチェックしてみて下さい。特に尻尾の付け根から背中にかけてや、内股、首筋などに良くノミは潜んでいます。もしノミが見つからなくても黒い粒状の物が見つかればノミの糞かもしれませんから、ノミがいる可能性は高いです。

ノミが介在する怖い病気

ノミに刺されると痒いだけでなく、ノミが原因で犬の体に様々な病気を引き起こすことがあります。ノミは体内に瓜実条虫の幼虫がいることがあり、これがノミを通じて犬の体内に入ると下痢になったり、急に体重が落ちることがあります。また、ノミの唾液が原因でアレルギー性の皮膚炎を起こすこともあります。

ノミを見つけたら、自分で取ってはダメ!

ノミを見つけた場合、自分で取ろうとしてはいけません。瓜実条虫の幼虫などは、ノミをつぶしたりすることで犬の体内に入ってしまう危険があるからです。また、瓜実条虫の幼虫が潜むノミをつぶした場合、その体液が原因で人間にも犬と同じような症状を引き起こすことが、まれにあるので止めましょう。

犬からノミがいなくなっても安心は禁物です。

病院でノミを取ってもらっても安心は出来ません。犬の体についているのはノミの成虫で、卵や幼虫は犬の良くいる場所などに潜んでいることが多いからです。ノミの成虫は1日平均30個の卵を産みます。この卵は表面がツルツルで犬の体から滑り落ち犬のお気に入りの場所に潜み、やがて成虫となり再び犬に取りつくからです。

ノミを徹底的にやっつけるには?

まず、ノミを取り除いてから飲み薬などで犬にノミが付かないようにするのが肝心です。飲み薬は心配という方にはノミ除けの首輪などもあります。次に、犬が良くいる場所などを徹底的に掃除し、ノミの卵や幼虫を駆除することです。ノミの卵や幼虫は毛足の長い絨毯や畳の奥に潜んでいるので、念入りに良く掃除してください。

ノミは犬の病気の原因にもなりますし、人間にも感染する可能性があります。また、一度犬にノミがついてしまうと完全に駆除するのはなかなか困難なので定期的に薬を投与するなど予防することが大切なんですね。最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

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