犬の老化現象と誤解しやすい病気の初期症状

最近、愛犬の元気がない、だるそうにしてる。うちの犬も齢だし仕方ないのかな。そんな風に考える飼い主さんも多いと思いますが、そんな愛犬の不調が年齢からくるものではなく病気の初期症状かもしれないとしたらどうしますか?そんな高齢化からくると思われていた症状から考えられる病気についてお話ししたいと思います。

愛犬の健康診断受けていますか?

高齢犬が、だんだんと寝てばかりで動かなくなることは仕方のないことですが、急に元気がなくなったり、食欲が落ちたら「齢だから仕方がない」と思ってしまう前に病院で健康診断を受けましょう。若い頃は年1回くらい、高齢犬になったら半年に1回くらいの割で健康診断を受けることが理想的です。

目に見えない部分でも老化はすすんでいます。

犬も人も老化すると足腰が衰えるだけでなく、内蔵の機能や、新陳代謝、免疫力など目に見えない部分も衰えてきます。そのことによって、若い頃よりも病気になりやすく、また病気になるとなかなか治らない傾向にあります。だからこそ、愛犬の病気の初期症状を見落とさないことが大切になってきます。

犬種によって違う、高齢犬がかかりやすい病気とは。

高齢犬がかかりやすい病気は、犬種や大きさによっても違いがあります。大型犬に多いのは関節の病気です。歩き方や、座り方などに違和感を感じたらその可能性があります。また、小型犬に多いのが心臓の病気で、ほとんどの高齢な小型犬にみられます。急に疲れやすくなったと思ったら病院に行くことをお勧めします。

全ての高齢犬がかかりやすい白内障。

全ての高齢犬で共通して発症しやすいのは老年性の白内障です。愛犬の眼をよ~く覗いてみて下さい。黒目の中がもやがかかったような白く霞んだ状態になっていませんか?また、さいきんやたらとどこかにぶつかるようなことはないでしょうか?そのような症状があれば白内障である確率が高いでしょう。

見ただけでわかる病気とわからない病気。

免疫力が落ちることでかかりやすくなる歯周病や皮膚病は、普段から良く愛犬を観察することで気が付くことが出来ます。毎日のブラッシングや歯磨きの時に良く注意してあげて下さい。急に元気が無くなったようなら腎臓や肝臓に障害が発症しているのかもしれません。それらは血液検査をしなくては判断することが出来ません。

病気だけでなく、加齢による症状も早くからサプリの服用をしたりすることで改善され長く健康で元気な状態を保つことが出来ます。そのためにも、愛犬が高齢になったらしっかり健康診断をして、今の状態が年齢的なものか病気からくるものなのかを見極めることが大切ですね。最後までお読みいただきありがとうございました。

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