ほとんど人と同じです、検査結果の読み方。

体調が悪いとき、手術前、健康診断、フィラリアetc…血液検査をする機会って、結構あるんですよね。毎回“問題ありませんでした”と言われて、少し正常値より高かったり低かったりしてもなかなか聞けない…。そんな経験ありませんか?犬の血液検査についてまとめてみました。

血液検査の種類

大きく分けて、3つあります。

大きく分けて、3つあります。

動物病院で行う血液検査は、大まかに分けて
・全血球検査
・血液生化学検査
・CRP
の三種類があります。
ざっとご説明すると、
・全血球検査では、貧血や脱水が無いか
・血液生化学検査では、体(臓器)に異常がないか
・CRPでは、炎症が起きていないか
がわかります。

全血球検査の見方、これで何がわかるの?

血液中の成分の値をチェック!

血液中の成分の値をチェック!

全血球検査では、血液の成分の値を検査します。
WBC(白血球)…高いと炎症、低いと少し免疫が落ちているかも。
RBC(赤血球)…高いと脱水、低いと貧血。
PLT(血小板)…低いと血液が固まりにくく、出血しても止まるのが遅かったりします。
他にも項目はありますが、大体この辺りが見られればいいでしょう。

血液生化学検査の見方その1!

フィラリアと一緒に検査したりします。

フィラリアと一緒に検査したりします。

内臓の状態などがわかります。

肝臓…ALP、AST、ALT、γ-GTP。これらがすべて高いと、肝臓に問題があります。ALPは採血や病院に来るストレスで高くなりやすいので、ALPのみ高い場合は様子を見てもいいでしょう。

腎臓…BUN、CREA。高いと腎機能の低下が考えられます。高齢の犬は特に注意。

血液生化学検査の見方その2!

難しいですが、後ちょっとです!

難しいですが、後ちょっとです!

GLU…血糖値。高いと糖尿病の可能性。低いと低血糖を起こしているので、子犬の場合注意が必要。

AMY、LIP…膵臓に関する項目。高いと膵炎の可能性。

TG、CHOL…体脂肪にコレステロール。高ければオヤツを控えたり、ダイエットの必要があるかも。

Ca、P…代謝に関する項目で、子犬は高くなりやすい。

CRPはどういう検査?

体の炎症の状態を調べます。

体の炎症の状態を調べます。

これ単体ではなく、他の検査の項目と合わせてみることが多いです。

・腫瘍
・細菌感染(子宮蓄膿症など)
・皮膚炎
・免疫介在製の炎症(免疫介在性関節炎)
・胃腸炎

などがわかります。健康診断ではやることはあまり無いと思いますが、体調不良で受診したときはCRPも計ることが多いようです。

いかがでしたか?
少し難しいですが、このくらいわかればあのアルファベットと数字が羅列した検査結果が、今までよりも理解できると思います。正常値は結果に書いていると思うので合わせてみてくださいね。
動物看護師向けのサイトにも詳しく載っていたりします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連する記事

飼い犬の健康のために、季節ごとに気を付けたいこと

日本は四季がはっきりしており、季節ごとに、その時の気候に応じたケアが必要です。愛犬に健康でいてもらうため、気…

Gigii / 1447 view

あなたの愛犬は大丈夫?動物病院でのマナーまとめ

犬を飼っていると年に一度や二度はワクチン接種など病院へ行くのは避けられないことです。ところで、病院でもマナー…

Chriee / 2157 view

犬にも必要⁈社会性を身につけたいなら子犬時代が肝心なんです!

まだあまり外の世界を知らない子犬には、少しづつ外の世界に慣らし社会性を身に付けさせる必要があります。

cezannee / 1610 view

犬の散歩はどれぐらいの時間が適切?ストレスと関係はあるの?

犬の散歩ってどれぐらい時間をかけたらいいか迷いませんか?犬によって運動量もバラバラです。実はストレスにも関係…

Chriee / 1713 view

犬の飼い方しつけ方を学ぶにあたって、知っておきたい犬の学習スタイル4パターン

犬を飼ううえで最も大切なのが、正しくしつけること。問題行動と言われるものを矯正するためにも、犬の飼い方・しつ…

amblee / 1517 view

アイコンタクトだけで行動できる!?愛犬と目のコマンドでコミュニケーションアップを図る…

コマンドを送る時は愛犬とちゃんと目が合っていますか?アイコンタクトは大切なコミュニケーションの手段です。愛犬…

Chriee / 2223 view

最初が肝心!犬のしつけで押さえておきたい5つのこと

初めて迎えた仔犬。小さい内は失敗も可愛いけど、そのまま大きくなったらきっと大変なことになります。初めにしつけ…

Gigii / 2892 view

獣医師が解説:病気の発生リスクを軽減できる?犬の去勢手術について

男の子のワンちゃんを飼われている方の多くは去勢手術をするかどうか一度は悩まれると思います。ここでは去勢手術に…

本間獣医科病院 / 1451 view

犬のトイレは外派?室内派?両方で出来る犬にしつけるには?

あなたの愛犬はトイレは何処でしますか?室内のトイレで済ませるタイプ?あるいは散歩の時に外で済ませるタイプ?出…

cezannee / 3636 view

しつけがいけないの?飼い主にもなつかない唸る犬の原因について

飼い犬がまったくなつかない、飼い主にも唸る、そんな状態で悲しい思いをしている人も少なくはないようです。しつけ…

Chriee / 2008 view

獣医師が解説「犬の種類〜ポメラニアン編〜」:可愛いルックスで人気の犬種!その性格やル…

ポメラニアンは日本でも人気のある犬種の一つです。起源は他のスピッツ系の犬種と同様にサモエドと言われています。

本間獣医科病院 / 7248 view

愛犬のしつけ時期を外しても大丈夫?諦めずに“しつけ直し”をしましょう

事情があって大きくなってから迎えた犬、幼犬の時にしっかりしつけが出来なかった犬など、適切な時期を外してしまっ…

Chriee / 1301 view